珈琲味ラーメン 亜呂摩の〜その4〜




コーヒーラーメンで有名な亜呂摩に、新作が登場したらしい


そんな情報をキャッチして、久しぶりにやって来た。


前回の訪問から約2年ぶり、4回目の訪問になる。




店に入ると、
平日に昼ということもあり、店内には客が一人だけ
おばちゃんがカウンターで店主と喋っていた。


内装は相変わらず
壁には、なんだか見たことがある貼り紙も・・・



コーヒー麺のたぬきそば 玉子付 600円



2年前に来た時は「天ぷらそば」だったんだが・・・(笑)

※参考画像 2005年4月頃


試行錯誤の跡が見られるが、
そもそも工夫するポイントが違うような気もする。






席に座ってメニューを眺めていると、

店主が突然声をかけてきた。



店主「お客さん・・・前にも何度かいらしてますよね?
コーヒー麺を食べに。」



な・・・・なにぃ?!?!?!?!?

覚えていてくれたんだ?!?!?!?!


俺「そうなんですよー!前に来た時はTVが取材に来て・・・」

店主「そうでしたかー(笑)」

俺「今日は、新メニューが出たって聞いて来たんですけど・・・?」

店主「そう、冷やしたヤツがあります。それにしますか???」

俺「お願いします。」





トントン拍子で新作を頼むことになってしまった。

大丈夫だろうか・・・



20分ほど待つと、店主が丼を抱えて現れた。



真ん中にアイスクリーム・・・


名前はまだ無いようなので、
今のレポートでは冷やしコーヒーラーメンと呼ばせていただく。
(07年2月現在)


冷やしコーヒーラーメンの特徴は、
真ん中のアイスクリームを中心にバナナ・チェリー・ゆで卵・ハムが並べられており、
具にはコーヒーのお供であるミルクがかけられている(余計なことをw)

そして・・・スープは冷えている・・・・
冷たいスープにアイスクリーム・・・

たまらず、本人に聞いてしまった。


俺「これ、なんでわざわざ冬に開発したんですか?
夏でいいじゃないですか。」




店主「ははははは(笑)」




いや、そんなにニコニコしなくても・・・(笑)

ダメだ・・・天然には敵わん。






横で、店主の解説が始まる。


店主「今回は麺を太麺にしてみました。」



なるほど、太麺か・・・。
※注:コーヒー麺には太麺と細麺の2種類があります。









さらに店主の解説は続く

店主「バニラアイスが溶けると、味の感じが変わりますよ♪」







そ・・・・そうですか・・・・・(・∀・;)

じゃあ、従うか・・・・




これで、いいのか?!?!?!


こんなコーヒーフロートみたいなので、いいのか???(笑)

ラーメンだぞ???いいのか???





スープが大変なことになってきたので、具に避難してみるが、、、



具もミルクとコーヒーまみれのハムだったりして、

あまり逃げ場にならず、

仕方なく麺に箸を戻して食べ進むことになる。

実に考えられた構成だ(笑)



味としては、、、正直に言うと、
温かいコーヒーラーメンよりは食べやすいような気もする。
アイスクリームとコーヒー麺の相性は、思ったよりも悪くない。
臭い立つコーヒースープにやられなくなったことで
受け入れやすくなったこともプラスに働いていると思う。

美味いか?不味いか?で評価すると、
やや不味い側だと思うが(笑)、
このラーメンはそういうことよりも存在することそのものを評価してあげたいと思っている(笑)


ここで、
同じくアイスクリームの乗ったラーメンということで菊やを連想するが、
菊やのアイスクリームラーメンが子供のリクエストに応える形で誕生したのに対し、

恐らく亜呂摩の場合は・・・

亜呂摩の売りはコーヒー麺

コーヒーに合うものって何かな?

バニラアイスっていいよな

じゃあアイスを乗せたコーヒーラーメンってどうだろう?

こんな風に、
コーヒー(そしてコーヒー麺)が基となって生まれたのだと想像できる。

コーヒー麺が起点となって広がっていく亜呂摩ワールド
今回の冷やしコーヒーラーメンの登場で、
明らかに「奇食寄り」に舵が切られたようだが、
今後はどこに向かっていくのか?!



これからも目が離せない。











◆追記◆



実は、今回の冷やしコーヒーラーメンを食べている最中に、

こんな出来事があった。





俺の横のテーブルで、どこかの新聞社の取材が始まったのだ。



記者「普通のラーメンはやっていないんですか?」

店主「普通のラーメンは、やめました。」



記者「この冷やし中華というのは今はやっていないんですか?

店主「えぇ、夏季限定で、、、、今もやっていますけどね(笑)」



記者「どれが・・・一番美味しいですか?」

店主「一番美味しいのは、サラダ麺ですね。」

記者「この中で、何か素人向けのはありませんか?」

店主「お勧めはサラダ麺ですね。」





軽く噛み合わないインタビューをニヤニヤしながら聞いていると、

突然、、、、、、




記者「お食事中のところ、済みません。」

そう言って、こんな名刺が差し出された。


(この写真は後日に自宅で撮影)


め・・・・麺業新聞!!!

麺業界の業界紙ですか!?!?(笑)


記者「実際に食べたお客さんの声もいただきたいと思いまして。」

とのことで、簡易インタビューが始まった。



(以下は記者さんと俺のやり取り)


記者「ここへはもう何度も来られているんですか?」

俺「えぇ、4回目ですね。」

記者「それほどお好きなんですか?」

俺「こういう変わった食べ物のマニアでして・・・」



記者「お客さんから見て、お勧めはどれですか?」

俺「んー、やはりマスターの仰ったように、サラダ麺ですかねぇ〜」

以降、なぜか必死にサラダ麺を勧める俺

今思えば、サラダ麺って食べてなかった(笑)




聞くところによると、この記者さんは、
新商品開発特集のコーナーの取材に来たそうで、
昨年は菊やの特集記事を載せたこともあったんだとか。

それを聞いて調子に乗った俺は、
下関にもコーヒーラーメンを出す店があること
香川にはコーヒーうどんを出す店があること、
他にも色んなことを無駄に語って、
最後には奇食の館の紹介までしてしまった。

あぁオトナ気ない。。。




何はともあれ、

こうして亜呂摩が業界紙に取り上げられるということで

今後、コーヒー麺は業界の一大ムーブメントになるかもしれない?!?!?!?

などと、ありもしないことを妄想しつつ、

今回のレポートを〆たいと思う。



お終い







今回行ったのは

亜呂摩
場所はこの辺り

定休日は火曜日とたまに日曜日もだそうな。



なお、今回の情報提供はむーんさんでした。
ありがとうございましたー!







奇食の館に戻る
(他にも色々な食べ物があります)


TOPに戻る

掲示板へ

メールを送ってみる