今回はこちらから先にご覧ください(前編へ)
◆ここまでのおさらい◆
行きつけの”遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガードで見つけた、
怪しいジェリービーンズ「ビーンブーズル」
かつて食べた百味ビーンズに似たフレーバーを、
一つ、また一つと食べていき・・・・
あと5種類を残して、今回の「後編」となっている。
◆6つ目 キャラメルコーン味と、何か◆
6つ目に選んだのは、
キャラメルコーン味と何かのジェリービーンズである。
よりによって5つもあったこのジェリービーンズ
当たりの味は、当然美味かった。
甘〜いコーンの味。
ハズレはね・・・・
Moldy Cheese味、
訳すとカビチーズ味である。
チーズ?食べられそうじゃね?
そう思ったアナタ、甘い、甘いよ。
これがまた、不味いんだわ。
例えるならば、ハウスダスト(ほこりね)
あるいは岩のような味とでも言えばいいだろうか。
乾いた土のような味は、
俺の味覚のストライクゾーンを大きく外れるものだった。
土の味が受け入れられない俺の前世は、
どうやらミミズではないらしい。
そう考えてようやくポジティブになれた、
そんな一粒だった。
◆7つ目 バターポップコーン味と、何か◆
7つ目のバターポップコーン味と何かは、一粒しかなかった。
一粒ということになると、、、、
俺が食うのか?あるいは嫁が・・・?
一旦、皿に戻して悩んでいると、
嫁が先に食べてしまったw
(なんという猛者w)
当たりか?
ハズレか??
嫁の様子をうかがっていると、
突然その表情が険しくなった
「うわ!!不味っ!!!何この味!!!」
残念ながら、
嫁は、被害者となった。
以降、嫁の被害報告は続く
「これは酷いわ・・・・。あ、でもカビチーズの方が不味かった」
お?妙なことを言うね、キミ
このハズレはRotten Egg
訳すと腐った卵である。
腐った卵とカビチーズ
どちらも微生物が繁殖しちゃった食べ物の味だが、
ジェリービーンズとしては、
腐った卵味のビーンズの方がマシなんだそうな。
真偽のほどは・・・
ぜひ皆さんが自ら試して欲しい。
※なお、「前編」でキャラメルコーン味と書いていたのは、
バナナ味の間違いでした。失礼しました。
正直、「当たり」の方の味は、あまり記憶に残っていないもので・・・(笑)
◆8つ目 洋ナシ味と、何か◆
8つ目に選んだのは、
洋ナシ味と何かのジェリービーンズである。
当たりの方は、よかった。
まぁ、予想通りの洋なしの味だ。
ハズレはね・・・・
うぅ・・・・
説明したくない・・・・・
だってこれさ、
Booger味なんだわ・・・
Yahoo!辞書での日本語訳はコチラ
※知らない方がいいかも知れません。
アメリカ人は、これを食べて笑うんだろうなぁ〜
HAHAHA!ボブがBoogerを食いやがったぜ!HAHAHA!!!
って喜ぶんだろうなぁ・・・・
俺には無理だ・・・
この辺りから、俺と嫁の会話は極端に少なくなっていた。。
少なくとも俺は百戦錬磨の奇食ハンターのつもりだったが、
アメリカから来たジョークフードにノックアウトされかかっている。
危険な状況だ。
◆9つ目 カフェラテ味と、何か◆
9つ目に選んだジェリービーンズは、
実に分かりやすい色をしていた。
これがカフェオレ味と、何かである。
写真では右2つと左2つの色が少し違うように見えるが、
実際には全く同じに見えていた。
4つあったので、
まずは嫁と俺で一つずつ食べてみた。
なんと・・・・
2人とも当たり。
しっかりとカフェオレの味だ。
と、いうことは・・・・
この2つは・・・・・
これぞロシアンルーレット
残った弾を、2人で分け合う
可能性としては、ハズレが決まったわけではないが・・・
口の中に放り込む。
歯を当てると、
中から染み出てきたのは・・・
俺の味覚の辞書に無い、
不味い、不味い、とにかく不快な味・・・
何の味なんだろう、もう表現も見つからない。
絶望的に不味い。
そう、ハズレなんだよ、ハズレ
これはEar Wax味だ。
耳垢味なんだよ・・・
俺はもう、無理だ。
あといくつもは食べられそうにない・・・
お腹がいっぱいというわけじゃないけど、
心がもう、いっぱいだ・・・
(イッパイイッパイとも言う)
あと1個食べて、
終わりにしよう。
◆最後に 桃味と、何か◆
最後になったのは、
桃味のジェリービーンズ
桃味を、こういう模様にしちゃうアメリカ人のセンスって・・・w
疑えと言わんばかりの怪しげなまだら模様だ。
最後だ、これで最後なんだ・・・
折れそうな心を自分で励ましながら、
最後の一粒を、口の中に放り込んだ。
ひと噛み
もうひと噛み・・・・
これは・・・・
このカオスは・・・・・
Vomitか・・・・
※Vomitの日本語訳はこちら(goo辞書へ)
2年半前に、百味ビーンズで食べたあの味に、
こうしてまた巡り合ってしまった。
最後なので、冷静に味の分析をしてみよう。
百味ビーンズの記事で書いた内容と被るが、
このVomit、実にVomitらしさが出ている、
憎らしいくらいに出来のいい一品だ。
酸っぱさと、若干の辛さ、そしてほんのりと甘さ
いくつかの味がバラバラに混在していて
まとまりがつかないままになっているあたりは
まさにVomit
開発者の遊び心と探究心に脱帽の一品だった。
◆ ・・・というわけで ◆
冷静な味の分析を終えた俺は、
一目散に台所へと向かい、
口をゆすいで、追加した茶をガブ飲みし、
一息ついたのであった。
いやぁ、大変な目に遭った。
自分で買って、自分で悶絶
まさに自業自得だ。
戦いを終えて、
ビーンブーズルの箱を眺めていたところ、
一つ、非常に気になることに気づいた。
1st EDITION
これってさ・・・・
続編も、出す気なのかな?
俺は、もういいよ?
お終い
《追記》
実は、買った直後のビーンブーズルの裏面には、
こんなシールが貼ってあった。
日本語での解説付き。
これじゃ〜味気無いなと思った俺は、
このシールを剥いで試食をしたってわけ。
ちなみに、前編でBabe Wipesをおむつと書いたのは、
この裏面の解説を参考にしたというオチ。
「赤ちゃんのお尻拭き」じゃ伝わりづらいしなぁ・・・
近くに売っているお店が無いという方は
楽天でも売っていましたので、通販でどうぞ。
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