海風土モンブランを食べてみた。



2007年も10月となり、
スーパーのショーケースにはナスや秋刀魚など、
秋の味覚が並ぶ昨今、
ナムコナンジャタウンで開催されているモンブラン博覧会にて、
「海風土モンブラン」というものが、
注目を浴びているという情報が入った。


かいふうど?



変な名前のパティシエの作品かと思ったら、
海風土と書いて、シーフードと読ませたいんだそうな。

昭和のヤンキーのようなネーミングに苦笑いしつつも、
俺自身、近いうちに都内に出る予定もないので、
早速取り寄せてみることにした。







◆ 見た目は、モンブランだが・・・ ◆



注文してから4日ほど、
ブツは箱に入ってやって来た。



5個入りで2000円(送料別)

ちょっと高めの価格設定は、
それなりのネタであるという裏返しだと思いたい。



箱を開け、中からモンブランを取り出すと・・・



甘い匂いの漂う、
可愛らしいモンブランだった。



嫁「わ〜!うまそ〜♪」

側にいた嫁から歓声が上がった。

甘いものには目が無いうちの嫁、
満面の笑みでモンブランを待っているではないか。

いか〜ん!これはそういうのじゃないんだ!
ちゃんと説明しなくては・・・!!


俺「いや、これさ・・・・普通のモンブランじゃないんだけど・・・

嫁「え???何?」」



俺「上に乗ってるの、ウニだから・・・」


嫁「うわっ!!!キモっ!!!!」


(キモっと言われてしまったウニ君。こんなにつぶつぶなのに・・・)

実は、うちの嫁はウニがあまり好きではない(笑)
一度は上がったテンションが、
音を立てて下がっていくのが分かった。

気の毒に。



◆ その実態は、ウニの乗ったモンブランだった ◆



最初に出した小さめの画像で
栗ではなくウニだと分かった方は、かなり疑り深い方か、
あるいは俺の構成方法に慣れてしまった人だろう(笑)



そう、今回購入した海風土モンブランは、
栗の代わりにウニを乗せたモンブランなのである。


では、上に乗っているのはウニだとして、
ウニの下はどうなっているのか?!

実際に食べてみよう。
いただきまっす!



何度も言うが、
栗の代わりに乗っているのは紛れもなくウニなわけで、
モンブランのはずなのに口元に近づけると磯の香りが漂ってくる。

モンブランという山の名前でありながら、臭いは海
ポジティブに捉えれば、
海の幸と山の幸の強制的な融合といったところか。
ウニ好きの俺にとってはたまらない味である。
(一方、ウニの苦手なうちの嫁はウニだけ避けて食べていた・・・w)



下まで掘り進むと、こんな感じ。

ウニの下のクリームだけをよく味わうと、
どうやらここにもウニが混ざっている模様。
ウニの量が適量なのか、磯っぽさは感じられない。
栗の甘さとウニの甘さのフュージョン
これは美味い・・・と言っていいような気がする。

ケーキの底の方を見ると、
緑色の斑点が練りこまれているが
(上記画像の左の方)、

これはワカメなんだそうな。

なるほど、さすが海風土
上から下まで海産づくしだ。




思えば,
これまで、海産物を取り入れたスイーツには
ロクなものがなかったような気がする。
思い出されるのは、悲惨な奇食の数々・・・

これとか


これとか


これとか、



気合が空回りした
とんでもない奇食ばかりが世に出てきたわけだが・・・

今回の海風土モンブランは、意外といいかもしれない。

栗とウニ
山の甘さと海の甘さが融合した、新しいお菓子

もう少しお洒落に変身出来れば、
奇食から美食へと転進して、流行るかも知れない?!
(モロにウニなのは何とかしないとなーw)
そんな風に思った、
海風土(シーフード)モンブランであった。



お終い



今回購入したのは

三陸さかなネット市場気仙沼さん
(Yahoo!ショッピングへ)


※製造元は斉藤菓子店さん

「モンブラン博覧会2007」に出品中とのことなので、
ナンジャタウンを始めとする
各地のナムコ系のイベント会場で見られることがあるかと。
気になる方はチェックを。




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