月島もんじゃアイスに悶絶





盆休みの某日、
横浜市にある八景島シーパラダイスにやって来た。

今日の目的は、
ホッキョクグマでもなく、イルカでもなく、併設の遊園地でもなく・・・
もちろん「奇食」

週刊ヤングマガジン連載の『奇食ハンター』の面々と一緒に、
”恋する遊び島”に潜む、未知なる奇食を求めて、
まさに奇食ハンターとしてやって来たわけである。



夏休みを堪能するカップルや家族連れをかき分け、
園内を進むこと10分ほど、

お目当ての奇食があるというお店に到着



やって来たのは、リトルダーリンというお店。
100種類を超えるソフトクリームと、
コールド・ストーン・クリーマリーのような、
凍ったフルーツなどを砕いて作ったアイスクリームが売りのお店である。

この店のメニューの中でも、特に異彩を放っているのが、
月島もんじゃアイスという商品。

名前から想像すると、

ひつまぶし丼アイスや、



サラダアイスのような・・・


カップアイスにその食べ物を埋め込んだタイプが想像できるわけだが・・・
果たして?!



月島もんじゃアイスを注文すると、
ショーケースの向こうにいるおネエさんが調理を開始。



カッカッカッ!シャク!シャク!シャク!
お好み焼きのこてのようなもので、
凍った何かを砕く音が聞こえてくる。


涼しげな音に聞き入っていると、
おネエさんの手がショーケースのタッパーに!



んんん?それはなんだ?
天かすか?そうだろ?


天かすの周りのタッパーをよくよく見ると、
アイスクリーム屋には似合わない、
なんとな〜く怪しげな食材が入っているような気がする。



左奥は・・・なんか小エビっぽいし、、、
右奥なんて、、、どう見てもあれは紅しょうが?!



あ〜!!なんか振りかけた!!!


(何か緑色のを振り掛けるおネエさん)

緑色の粉末・・・抹茶?!
いやいや、そんなはずは無い。
もんじゃだし、、、あれは・・・きっと青海苔だ!!
そうだろ?!そうに違いない!!!



うーむ・・・・これは・・・・
月島もんじゃアイス、
期待出来そうだぞ?!?!?!









◆ ・・・3分ほど経過・・・ ◆






おネエさん「お待たせしました〜!月島もんじゃアイスのお客様!」








俺「あ、ハイ。・・・・・えぇ?!?!?!?!?!




そう来たか。

洪水の被害にでも遭ったかのようなぐちゃぐちゃっぷりは、
まさにもんじゃ焼き。
名前どおりのど真ん中。
本当にもんじゃ焼きじゃないか。

アイスの上には小エビ、天かす、青海苔、紅しょうが、そしてソース
目を凝らさなくとも確認出来るくらい、
モリモリと上にかかっている。



どこからスプーンを入れても、
もんじゃ部分がついて来やがる・・・

しょうがない、このまま食うか。
いただきまーーーっす!!




ふむ・・・・(食)





これはなかなか、、、、
挑戦的なアイスだなぁ・・・。

ソースとアイスクリームの相性はさほど悪くない。
ミルクとソースの甘辛さが合わさっていく様子は、
先日食べたアイスクリーム用醤油のようでもあった。
悪くない。

次にもんじゃの具だが、
天かすと小エビについても、
アイスクリームとの相性もそんなに悪くない。
乾いた食感が、アイスクリームのアクセントになっていて、
いいバランスをとっている。

問題は、紅しょうがである。
よくこれを入れたもんだ(笑)
アイスクリームの味に次々とひれ伏しているもんじゃの具材の中で、
紅しょうがの味だけは、全く負けることなく口の中に広がっていく。。。
食べるたびに、違和感が残っていく。
(「アイスを食べているはずなんだけど・・・あれ?」みたいな具合)

しかしこの紅しょうがを入れないでおくと、
きっとこのアイスは、月島もんじゃを名乗っておきながら、
見掛け倒しのアイスになっていただろう。
この紅しょうがを入れることで、
ようやく月島もんじゃを名乗ってもいいような
それっぽい味に仕上がっているわけだ。
素晴らしい。

本物を目指すために、敢えて味を崩すものを入れる・・・
作り手の深い意図を感じた、一品だった。





お終い





◆ 食後の余談 ◆

今回は週刊ヤングマガジンが同行ということもあって、
変わったソフトクリームを試食させていただくことが出来た。


手前左から、塩ソフトクリーム、七味ソフトクリーム、わさびソフトクリーム、
奥がわかめソフトクリーム

一番期待したのはわかめソフトクリームだったが、
意外にも味は平凡。
わかめの風味がそれほど感じられなかった。


一方で、
予想外にインパクトがあったのがわさびソフトクリーム



わさび味のソフトクリーム自体は全国各地で食べられるが、
このリトルダーリンのわさびソフトクリームはやたらと鼻に来る(笑)

店長曰く「何度も味見して行き着いた味」とのことだが、
敢えてここまでキツい味を選ぶのも珍しい。
対象年齢は8歳以上くらいだろうか。
わさび経験がゼロだとちょっと厳しいかもしれない。




今回訪れたのは、
八景島シーパラダイスリトルダーリンというお店
入場料が要らない場所にあるので、
ぜひ気軽にお立ち寄りを!




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