加茂水族館のお土産
クラゲらーめんを食べた。


エチゼンクラゲ

学名 Stomolophus nomurai

※1

大きなものは2mほどになるというこのクラゲが

昨今、日本の近海に大量発生し、

漁業関係者を困らせているという。



そんなクラゲの展示に情熱を燃やす水族館が、
山形県にある。

鶴岡市加茂水族館

※2

奇食の館では既にくらげ饅頭などでお世話になっており、
展示だけじゃなく食べる側でも有名なクラゲスポットに、
講談社ヤングマガジンの面々が取材に行ったとのことで、
ご丁寧にもお土産を送ってくれた。


その名も・・・



クラゲらーめん


これこれこれ!!
食べたかったんだよねぇ〜!!!
分かってるねぇ〜、俺のツボを。

このクラゲらーめんという怪しげな一品、
実は加茂水族館のレストラン(通称クラゲレストラン)で提供されている
クラゲらーめんのお土産版なのである。

箱を開けると、中に入っていたのは乾麺とスープ



裏の成分表示には・・・



しっかりと「クラゲ」

かんすいの次がクラゲ

かなりのクラゲ度じゃないか。




乾麺の袋を開けて、




じっくりと麺を凝視・・・



じー・・・・・・っ・・・・・









なんか・・・

なんか・・・ボコボコしてる・・・・

間違いない。こいつがきっとクラゲだ。

もっと粉末にしてくると思ったら、

まさかボコボコと形が分かる状態で埋め込んでくるとは(笑)

予想外の目立ちっぷりじゃないか。





◆ では、料理をしてみよう ◆


まずは湯を沸かして・・・






沸いた湯に、麺を投入






適度に茹でたところで、湯切りをして・・・



最後にちょちょいとトッピングをして、、、、






◆ 完成 ◆






これが、クラゲらーめん(リム作成)である。




チャーシューとメンマを乗せまくったみた。


どうよ?どうよ?
美味そうでしょ?








クラゲが入っていると思わなければね(笑)








見た目も料理の味のうち
ラーメンらしくトッピングをしたら、なんか美味そうに見えてきた!
テンション上がってきた〜!!

いっただきまーっす!!!





(以下は俺と嫁の会話)




俺「・・・・なんかさ・・・何なんだろうね、最後の方の違和感」



嫁「うん・・・、美味しいんだけど・・・
後味がちょっと違うよね。深いっていうか」




俺「塩気?苦味?これがきっとクラゲの味なんだよなぁ?」



嫁「う〜ん・・・」





二人して、首をひねりまくり




いや、不味くはないのよ。むしろ美味い。

美味いんだけどね・・・

なんかね・・・・

最後の方に、食べたことが無い味がするのよ。

単に辛いわけでもない、苦いわけでもない、

深い、深い違和感

これがクラゲ味なんだろうか?



深い違和感は、スープにまで染み渡る

クラゲ味だと意識すると、途端に箸がスローダウン、
スープを飲む手も止まる。
恐るべし自己暗示。




そうか、このラーメンが醤油ラーメンだからいけないんだ。
もしこれがとんこつラーメンだったらどうだろう?
味噌ラーメンだったら?


俺達の感じた深い、深い違和感は、
隠し味として、あるいはクラゲだしとして、
旨味に化けていたのではないだろうか?

醤油ラーメンだからこそ明らかになったクラゲの味
逆に考えると、クラゲ料理の新たな方向性が見えたような気がした、
加茂水族館のお土産、クラゲらーめんだった。




ごちそうさまでした!!





お終い





今回のくらげラーメンは、

鶴岡市加茂水族館のお土産

館内のクラゲレストランでも
食べることが出来ます。



なお、今回のヤングマガジンの取材は、
漫画『奇食ハンター』の単行本発売記念特別企画
だったんだそうな。




世界初の奇食コミック
気になる方はぜひご一読を。
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※1 http://blog.ohwada.jp/images/200509/jellyfish_3.jpg より引用
※2 wikipediaより引用