創作おでん 五鉄のおでんを食べた




俺はおでんが大好きだ。


独身時代は、冬の晩飯は3日に1度がおでんだった。

栄養バランスと低価格を兼ね備えた素晴らしき料理「おでん」



そんなおでんを極めたお店

TVチャンピオン全国おでん選手権で優勝したお店が、

静岡にあると聞いて、行ってみた。



創作おでん 五鉄



事前に調べたところによると、

このお店、おでんが美味いだけではなく、

数々の愉快な創作おでんもあるとのこと。

中には、トマトやりんごのおでんなんてのも・・・
ある?!





これは期待出来そうだ。




店内に入ると、、、、、

席の前におでん鍋が置かれていた。



どれもが串に刺さっているのが静岡おでんのスタイル

基本的には注文なしで食べられるので、

思わず次々と手が伸びてしまう・・・
(注:一部のメニューは注文してから作るようです)

おでん好きな俺にとっては危険なシステムだ。




散歩中の犬のように、グイグイ前に出たがる俺の食欲を抑え、

口の中に広がる唾をぐっと飲み込んでメニューを眺めると・・・





メニューの右上の方に、、、、、、






あった!!!創作おでん


トマト、バナナ、リンゴ、アボカド、
焼きおにぎり、たこ焼チーズロール、チョコレート・・・

※注 どれもおでんの具である。



とりあえず、気になったものを片っ端から食べてみることにした。







◆ まずは手始めに、チョコレートおでん ◆




チョコレートのおでん・・・


世間ではポテトチップにチョコレートがかかっているだけで
軽く奇食扱いされているのに、、、、


参考:ロイズのポテトチップチョコレート(楽天市場)


世間の常識を遥かに超えた、チョコレートのおでん・・・

どんなのだ?!?!?

おでんは熱いわけだし、溶けて汁が大変なことにならないのか?


色々と心配をしながら、待っていると・・・


やって来たのは、こんなのだった。



つみれか〜!!
そう来たか。




ということは・・・このミンチの中に・・・



箸で挟むと、染み出てく褐色のエキス・・・・

いる!中にチョコレートがいる〜!!!



んじゃいっただきまーーーっす!!!


ほぉぉぉぉ〜!!


外側のつみれには、

しっかりと醤油ベースのおでんのダシが染み込んでいて、

これがおでんであることを証明し続けている。美味い。

その後に続くのは、

甘い・・・甘いチョコレート・・・



おでんとチョコレートという異色の組み合わせに軽く動転したが、

冷静に味わうと、つみれとチョコレートの相性は悪くない。

おでんのダシも、つみれとチョコレートの混浴を邪魔しない程度に演出しており、

三者がほどよく混じり合っているように感じる。




いやぁ、いきなり俺の好みのハイレベルは一品に当たってしまった。

これは次も期待出来るな〜!!



◆ 次は、バナナでいってみようか ◆


チョコレートのクリーンヒットに気をよくした俺は、

続いてバナナのおでんを注文してみた。





バナナおでん・・・

まぁ、想像つくよね。



皮が剥いてあってさ、串に刺さっててさ、

おでんのウィンナーみたいな感じで出てくるんじゃないかなぁ?





なんて思ってたら、、、、



こんなのが登場。


スプーンが刺さっている、これがデフォルト。
俺がやったわけじゃない。



なんだこれ?このまま食っていいのかな?

そう思っていると、店主から一言アドバイスが。


店主「ダシをかけて食べるといいですよ」



なるほど、そういうことか。



バナナのおでんは、その名の通り、おでんのダシで煮込んだバナナ

最後に追加でダシをかけることで、おでんっぽさが増すわけだ。


トロトロに煮込まれたバナナと、

おでんのダシとの相性は良好。胃腸にも良さそうだ。

野菜として使ったバナナ料理はカフェレストラン・スコーズのバナナ味噌汁でも体験済みだったので、

違和感なく食べることが出来た。






◆ 最後はりんごのおでんで ◆



バナナのおでんを食べた後、

誘惑に負けて普通のおでんをたらふく食べてしまった俺たち。

いやぁ、美味かったわ。さすがチャンピオン。



〆は何かフルーツが食べたいな・・・ってことで、

りんごのおでんを注文してみた。





すると・・・



ガスバーナー登場


ここ・・・おでん屋だったよね???(笑)




りんごのおでんは、

眼前での焼き入れパフォーマンスつきだった。




こちらが完成したりんごのおでん


上はバーナーで焦げているが、
全体は焼きりんごというよりは、煮りんご

これもバナナと同じくおでんのダシで煮込まれていた


煮込みの具合は、バナナがトロトロだったのに対し、

りんごは身が軽くしんなりとする程度

焼きを入れるところからして、店側としてはこれは固めで食べさせたいんだと思うが、

俺としてはここはトロトロになるまでダシで煮込んだものも食べてみたい・・・

そう思った、りんごおでんだった。





◆ おまけ 店内を見渡すと・・・ ◆


食事を終え、たらふくに膨れた腹を抱えつつ、

店内を見渡すと・・・・




「富士山の恵」なる串を発見。

よく見ると、すり身にみかんやいちごを練りこんだという・・・

これまた奇想天外な一品。


このお店が有名になるきっかけとなったTVチャンピオンは、

この富士山の恵で勝ち抜いたんだそうな。



最近では少しずつその名前を聞くようになった「静岡おでん」も、

五鉄の店主が先導役になって、PRをしているという。


(店内にはこんなのも置かれていた)



創意工夫に富んだ創作おでんの五鉄

「静岡おでん」が全国に広まるためには、

このお店の飛躍が欠かせない。

ますます今以上に奇想天外のメニューを増やして、

俺を楽しませて欲しい。






お終い






今回行ったのは、

創作おでん 五鉄

上記レポートでは触れられていませんが、
普通のおでんも本当に美味しいので、
こういうのが苦手な人もぜひオススメです。




俺は特に牛すじがお気に入り。
美味すぎて5本も食ってしもたw

場所はこのあたり
(09年11月に移転したようです)

店舗情報については、
この辺を参考にしてください。






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