カフェレストラン・スコーズの
トロピカルなカレー・味噌汁・おむすびを食べてきた。



長崎県の大村市というところに、

コーヒーおむすびというものを食べることが出来るレストランがある・・・

という話を知ったのが、多分もう1年半ほど前のこと。
(JAFからもらった冊子だったかな)


この年始に実家の福岡に帰省をしたついでに、

ようやく訪れることが出来た。




やって来たのは、カフェレストラン・スコーズというお店。

レストランの裏にはスコーコーヒーパークというコーヒー農園が併設されており、

そこで採れたオリジナルのコーヒーを飲むことが出来るようだ。







◆ ウェイターさんのお出迎え ◆



ファミレス風の店内に入ると、

ウェイターさんが俺を出迎えてくれた。





ウェイター(以下ウ)「いらっしゃいませ」



出迎えてくれたのは、40歳くらいの男性だった。

テーブルに座った俺に対し、彼はにこやかに語りかけてきた。



ウ「お客様、本日のオススメは、私どもが開発いたしました、
バナいもカレー
でございます。
この
バナいもカレーは、青バナナを芋のように見立てまして・・・・(説明が続く)」




いきなり説明を始めるウェイターさん、そしてそれに聞き入る俺


な、、、何なんだこの展開は!?
(・∀・;)


いきなり奇食メニューから説明してきたぞ?!

いいのか?そんなので?

まさか、、、、俺を奇食ハンターと見抜いての説明なのかぁ?!?!?!
(なわけないw)




んっと・・・・んっと・・・・・どうしよう・・・・・


俺「この、温室バナナのお味噌汁って何ですか?」


ウ「味噌汁!!こちらはですね、

私どもが最初に開発しましたオリジナルメニューでございまして・・・(説明が続く)」


俺の言葉に反応し、

よどみなくバナナのお味噌汁の良さを語るウェイターさん


なんだか・・・素敵だ・・・・(笑)


俺「えっと、じゃあ、バナナのお味噌汁と、
バナいもカレーと、食後にコーヒーおむすびをお願いします」




ウ「かしこまりました。それではお客様、

こちらをご覧になってお待ちくださいませm(__)m 」



そう言って、彼はこれをテーブルの上に差し出し、
厨房へと下がっていた。


新聞とLapita



いやはや・・・・何なんだ、この店は・・・・

奇食の店にあるまじき、丁寧かつキビキビとした接客

そして、言葉の端々から伝わってくる奇食メニューへの情熱・・・


新しいぞ、新しいパターンだぞここは!!!!
(゚Д゚)











◆ まずはカレーから ◆



待つこと十数分、

せっかく勧められたんで、Lapitaで大人の男の鍋のあり方を学んでいたところ、


それはやって来た。




これが、バナいもカレーである。


運んできたのは、先ほどとは別のウェイターさん

再び丁寧に説明をしてくれた。


その説明によると、
イモの代わりにバナナを使っていること以外には、

横に添えられている濃い緑色の葉はコーヒーの葉

さすがコーヒー園のレストラン。
「(彩りなので)食べられません」と釘を刺されてしまった。



さらに、

ご飯の奥にそびえ立っているのは、胡椒で味をつけて揚げた青バナナなんだそうな。



ルーをかけてみた画像がこちら。





カレー色に染まっていて分かりづらいかもしれないが、

左の部分、奥の部分の盛り上がりは、バナナである。


この辺がバナ〜ナ



では、早速・・・・


いっただきまーっす!!!



(がっつりとバナナのあたりを)



おぉ・・・・いもだ・・・・

青バナナは、、、、、いもだ!!!

カレーの香辛料のせいもあるかもしれないが、

青バナナからは甘みは全く感じられず、

固さといい、このしっとり感といい・・・・

これはもはやいも!!



俺の脳内では青バナナ=いもの自動変換が行われ、

あっさりと完食してしまった。

意外とイケるじゃないか、バナいもカレー。





◆ 次に、味噌汁を ◆



カレーを食べ終えたところで、

続いて味噌汁へと食べ進むことにした。




温室バナナのお味噌汁 250円

上述のように、スコーズが最初に開発したオリジナルメニューである。


バナナが入っていることを忘れてこの画像を見ると、

一見は普通の味噌汁に見えてしまうのは、きっとトラップだ。



箸で汁をさらうと、ザクザク出て来る出て来る・・・(笑)



バナ〜ナ〜w

いっただきまーっす!!!






ふむ・・・・・・



これまた・・・・イモだ・・・・

バナナはまるでぬめりの無い山芋のような食感

煮干のダシが効いた味噌汁との相性も、悪くない。

意外と美味いトロピカル味噌汁だ。



こうして、

またしても、俺の脳は青バナナ=いもと自動変換を行う。


ここまでそっくりなんだったら、

世界のいもが新種のウイルスで絶滅したら、代わりにバナナを使えばいいじゃないか。。

マクドナルドでは、フライドバナナに。

肉じゃがは肉バナナに。

ポテロングはバナロングに。


じゃがりこは・・・・(悩)








◆ 最後に、おむすびを ◆


味噌汁まで食べ終えたところで、

食後にと頼んでいたコーヒーおむすびが出て来た。




コーヒーおむすび 300円

緑色の葉は、カレーの時にも登場したコーヒーの葉である。



葉を剥くと、こんな感じ。



焼きおにぎりっぽい色合い。

見た目としては、怪しいところは全くない。




では、、、、、

なんかもう鼻を近づけただけで臭ってるんだけど・・・(笑)

いっただきまーっす!!



むぅ・・・・ほろ苦い・・・・・


苦いご飯の中に入っているのは、おむすびらしくおかか
(もう一つのおむすびには昆布)

それに加えて、乾燥したパパイヤが具として入っていた。



とにかく、表現に困る味だ。

上で「ほろ苦い」と書いたが、
中まで食べ進むとおかかとパパイヤで別の味を感じ、
後味はやはりコーヒーの苦味

でも目の前にあるのはおむすび・・・・

きっと俺の脳のあちこちで会議が行われていることだろう。
「これは一体何なんだ?!」と。



美味いか?不味いか?

と聞かれると、

これも”意外と”美味いとなるのかもしれない。

アリと言えばアリなんだが、そんなにいくつも食べたくはならない(笑)

遠足の弁当が全部これだったら、帰り道は激しく凹むことは間違いない。






◆ 他にもこんなのがある ◆


スコーズには、俺が食べたカレー、味噌汁、おむすび以外にも




珈琲寿司定食なんてのもあるようだ。

寿司がコーヒーで、食後もコーヒー

コーヒー好きにはたまらない一品のはずだ。たぶん。






食べ物以外にも、

カフェレストランの裏には、舞台とコーヒー農園が併設されていて、

自由に見ることが出来る。



これが舞台。



団体客が来た時は無料でお芝居を見せているんだそうな。

ちなみに、この日はやっていなかった。
残念だ。。。



ふらふらとコーヒー農園をさ迷っていると、

この店のオーナーの息子さんが実のなっている木まで案内してくれた。


あぁ、CMで見たことのある、あれだ。





奇食あり、芝居あり、コーヒー農園あり、

そして親切なスタッフの皆さん・・・・


お腹も心も大満足になれる、

カフェレストラン・スコーズ


こういう所が、観光名所として

もっと有名になっていって欲しいと思いつつ、

長崎を後にしたのであった。






お終い






今回行ったのは
カフェレストラン・スコーズ(公式サイト)


なお、今回のレポートは
デイリポータルZのT・斎藤さんの記事
後押しされて行ってきました。
お芝居、見たかったなぁ〜。





※追記※

俺が知らないだけで、
甘くない調理用のバナナってのが売られているようです。
中南米では、茹でたり揚げたりして食べるのは
一般的なんだとか。
いやぁ、世界は広いね。






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