慈恩弘国で
ドム、ザク、ビグザム、ズゴック



今回のレポートは、
機動戦士ガンダムに関する基礎的な知識が無いとあまり楽しめません。

また、一方で
俺自身が機動戦士ガンダムに関して
それほど詳しくないため、一部の知識に怪しい部分がありますが、
その点については、温かい目で見てやってください。








宇宙世紀008 4月25日

俺と嫁は、京都の東寺の近くにある、
とあるお好み焼き屋へとやって来た。

国宝の五重塔を横目に歩くこと数分

辿り着いた先にあった店には、赤い旗がかかっていた。




今回やって来たのは、ジオン公国・・・じゃない、
慈恩弘国である。




店に入ると、黒と紺のアニメで見たことがある軍服を着た、ヒゲ面の男性と、

こちらもアニメで見たことがある、

ピンクの服を着た女性が出迎えてくれた。

(↓こんな人)

※1



う・・・・まさかそこまで本格的か・・・



軽くたじろぐ俺。。。






そうか、そうだった。

この店に来る前に、お店のblogで勉強しておいたのだが、

この店の店主はランバ・ラル
ランバ・ラルってこんな人 googleイメージ検索へ

店員はジオン公国に囚われた捕虜(フラウ・ボゥ)という設定なんだった。

郷に入らば郷に従え

俺もとりあえず、ジオン公国の掟に従うことにしよう。



ランバ・ラル(店長)の案内により、カウンター席に座り、

まずはメニューに目を通してみた。



こだわりの、メニューの数々

半端な知識の俺には、ネタ元が分からないものもいくつかあったが、
きっとファンの人は大興奮なんだと思う。



箸袋も、特注だった。



ジオン公国の紋つき。

なかなか粋な計らいだ。
持ち帰ろうかとも思ったが、
ジオン公国の法に触れるのが心配だったので遠慮しておいた。
欲しい人は直接ランバ・ラルに聞いていただきたい。






注文の品を待つ間、

ランバ・ラル(店長)と会話をすることが出来た。




厳格な軍人(という設定)だと思っていたが、
話してみると、意外と気さくなおじさんだった。

以下はランバ・ラル語録

「世間では私は自殺したことになっていますが、
こうして
第二の人生を歩んでいます」

「私の鉄板さばきは素人です。
元軍人ですからね。」

(タバコを吸っていいかと聞く客に)
「すみません。私が喘息なんで、
禁煙なんですよ。
身体の弱い軍人ですみません」

(撮影していいか?との問いに)
「どんどん撮ってください。
ただ、フラウ・ボゥの撮影は
南極条約違反ですので、
勘弁してください」



文字で面白さが伝わるか若干不安だが、
とにかくキャラ設定がしっかりしていて、感心した。

おっと、そんなことを言ってはいけない。
そうだ、彼はランバ・ラル本人なんだっけ。








ランバ・ラルと話しつつ、待つこと15分ほど

目的の品が、完成した。



これが、その名も、

ドム焼き(怒無焼き)である。








目を細めて見ると・・・・


うん、ドムだ、

どうにかドムに見えるよ、



(参考:ドム)






続いて、

嫁が注文した、ザク焼き(座苦焼き)が完成した。



こ・・・・これはキツい・・・・


ザクの・・・目が半開きだよ、ランバ・ラル(店長)!!




(参考:ザク)



俺と嫁のビミョーな空気に気づいたのか、

ランバ・ラルがフォローを入れる

ランバ・ラル「それ、見た目じゃないんですよ。

こうしてね、ヘラを入れると・・・」



ザクッ・・・

中に挟んであるレタスが、そんな音を立てた気がした。


ランバ・ラル「ほら。ザクっと。これでザク焼きなんですよ。」





む・・・・



ウマいこと切り抜けるじゃねぇか、ランバ・ラルよ。

さすが大尉まで登り詰めた男だ。

緊急回避も天下一品だった。











俺の注文に続いて、目の前の鉄板では、

他の客が注文したビグザム焼きが作られていた。




ランバ・ラル(店長)からフラウ・ボゥ(店員)には、

「メガ粒子砲の準備は出来た?」

などと確認の言葉が飛ぶ。


最後の仕上げに、ビグ・ザムの脚に鶏の骨付きを置く

「ビグ・ザムの脚は、これじゃなきゃいけないんです」

なんて言いながらトッピングをするランバ・ラルは、とっても楽しそうだった。

軍人よりもこっちのほうがきっと性に合っているのだろう。




こうして、出来たのが、

ビグザム焼き(2600円)である。



お好み焼き3枚分に、
たこ焼きと骨付き肉が加わったモビルアーマーだ。
(注文したお客さんの許可を得て撮影)


これも目を細めてみれば・・・・

ほぉら、なんとなく、ビグ・ザムに見えてくる。



(参考:ビグ・ザム)



ちなみに、これをお客に出す時に、

フラウ・ボゥ(店員)は、

「ギレン兄さんからの贈り物です」と言わされていた。
(ランバ・ラルが、言わせていたw)

客の一団は、大喜びだった。


ビグザム焼きを運び終えたフラウ・ボゥ(店員)は、
先ほど言わされた台詞を必死にメモに書き留めていた。

ジオン公国で働くには、
色々と特殊な知識が必要なんだなと感じた瞬間だった。

頑張れ、フラウ・ボゥ
いつかジオンに慣れる日も来るさ。






お好み焼きを食べ終えた俺と嫁は、

シメにおかゆを注文してみた。

その名も、ズゴック粥


(参考:ズゴック)



ランバ・ラルからは、

「普通のと、シャア専用と、どちらがいいですか?」

と聞かれたので、

シャア専用を選んでみた。





案の定、



外側が赤いお椀に入って出てきた。
(もっとも、逆に内側は黒いわけだが・・・)

きっと美味さが3倍なんだと思う。


ズゴック粥はカニのお粥、

お好み焼きを食べた後にちょうどいい、

さっぱりとした味わいだった。




ごちそうさまでしたー。





たらふく食べ終え、

店を出ようとする俺に、

ランバ・ラルとフラウ・ボゥが敬礼をして見送ってくれた。

今日はありがとう、ランバ・ラル

味そのものは平凡だったけど、

料理のアイディアとお店の雰囲気

十分に楽しませてもらった。



雰囲気も味のうち

店の面白さも含めて、大満足の晩御飯だった。







お終い






今回行ったのは

お好み焼き 慈恩弘国
場所は京都の東寺の近く。

基礎的なガンダムの知識があると楽しめます。






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※1 http://trantrip.com/detail/id/0000010076 より引用