イタメシブームの落とし子、寿司ピザを食べた



ある日、名古屋の塩釜口に、
寿司ピザをいう料理を出す店があるという情報が舞い込んできた。

そんな、欧米人の勘違い日本料理を彷彿とする
ファンキーでカミカゼな寿司を求めて、はるばるやって来た。



地下鉄塩釜口駅のすぐそばにある、まとい寿司というお店。
回っていない寿司屋に入るのが久しぶりなので、
正直、軽く緊張しつつ(笑)暖簾をくぐった。







テーブル席に座り、出されたメニューを眺めると・・・・

あったあった!!!



スシピザ

アルファベットで書くとSUSSIPIZZA

なんだか、
Sが一つ多い気がする・・・
これではスッシピッツァなんじゃ?!

いや、むしろその方がなんかそれっぽいな・・・(呟



そんなことを呟きつつ、寿司ピザ(中)を注文し、

待つこと15分ほど・・・・





焼けたチーズの匂いとともに、

それはやって来た。



これが寿司ピザだ。


エビ・イカ・タコ・ホタテ・・・・
寿司ネタとしておなじみの食材が、
チーズとともにぎっしりと並んでいる。

シーフードピザじゃん

なんて思ったアナタ、

違うの、違うのよ。



よく見て、この断面を!!!!



お分かりだろうか?

ピザ生地にあたる部分は、
ご飯がうす〜く引き延ばされて出来ているのだ!
(薄いながら、もちろん手に取って食べることが出来る固さがある)

この技術力!!モスのライスバーガーの分厚さを連想すれば、
この薄さが如何に難しかったかは、想像に難くない。
(もっとも、モスは薄くしようと思っていないだろうけどねw)


聞くところによると、このスッシピッツアが生まれたのは1989年
時代はバブル景気真っ盛りのイタメシブーム
まとい寿司もイタメシブームに乗るべく開発したのが、
このスッシピッツアなんだそうな。
(しかもこの製法は特許を取っているらしいw)


味の方はというと・・・・
段違いに美味い!
ピザチェーンの怪しげな冷凍シーフードの乗ったピザとは格が違う!
エビの身の美味さをピザで感じるとは思わなかった。
寿司屋の作るピザ、美味いじゃないか!!( ゚Д゚)



さらにこのまとい寿司というお店は、とある全国放送の番組で、
あの喫茶マウンテン「変わったメニュー対決」みたいなのをしたことがあるんだとか(笑)
(情報源はマウンテン側。場所はなぜかリトルワールドだったらしい)

まとい寿司が出したのは、もちろんこの寿司ピザ
一方の、マウンテンは・・・・何を出したのかは知らないが、
何を出してきたとしても、相手としてはかなり分が悪い。
異種格闘技戦にも程がある。
ラジオ体操vs軍隊格闘技くらいの差だぞ。

奇食としては非力
しかしグルメとしてそれを見たときには、
創意工夫を感じる美味しい一品だった。


美味いシーフードピザを作りたいんだったら、
寿司屋とパン屋の合作で作るべきだね。
うん、間違いない。




お終い




今回行ったのは、

まとい寿司

駅の近くながら、わりと広めの店内でした。



なお、同行者の話によると、
あの薄く敷き詰められたご飯は、しっかりと酢飯だったとのこと。
さっすが寿司屋ってところでしょうか。



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