中学生の頃の俺は、
地図帳を眺めるのが大好きだった。
教科書に出てくる地名に印をつけるのに飽き足らず、
変わった名前の地名を見つけては、赤ペンで丸をつけ、
友達に見せて笑ったりしていた。
エロマンガ島、レマン湖、チンポー湖、
そしてスケベニンゲンあたりは
(※いずれも実在の地名です)
当時の俺にとって、いつかは行ってみたい、
憧れの土地だったのである。
そんな俺の中2病長年の夢を叶えてくれる場所が
なぜか銀座にあると聞いて、新年早々にやって来た。
人生3度目くらいの銀座
東京メトロ銀座線の銀座駅から徒歩2分ほど、
松屋のすぐ近くに、スケベニンゲンがあった。
イタリア料理のお店 スケベニンゲン
待てよ?
実際のスケベニンゲンは確か、オランダにあるはず・・・
(この辺のはず)
イタリアとは関係がないのでは・・・?
そんな地理好き少年の疑問を、
大人の欲望好奇心がかき消す
この・・・この奥がスケベ・・・、
じゃなくてスケベニンゲン・・・
ハァハァ(´Д`;)
俺も嫁も、異様に高いままのテンションで、
地下にある店へと突入した。
◆ 店内にて ◆
ランチタイムの店内は、マダム層でほぼ満員
20席程度の決して広いとはいえないお店だが、
それなりに繁盛しているようだった。
メニューを開くと、
店名のスケベニンゲンの由来を発見
なるほど、なるほど。
開店前にヨーロッパを視察していて、
面白い名前を見つけちゃったんで、
うはwwこれにしようぜ!!!ってなったっぽい。
ともあれ、店側もそういうつもりだということ分かってひと安心。
これで堂々と奇食の館でいじることが出来るわけだ(笑)
注文は、店名を冠したその名も「スケベニンゲン」というパスタを選択
スケベニンゲンでスケベニンゲンを食べる
新年早々・・・何をやっているんだ、
俺は・・・(笑)
◆ 10分後 ◆
店員さんが運んできたパスタは、
テーブルに置かれた瞬間から強烈な臭いがした。
野菜と海老・イカ、そして豚肉が入ったスープスパ
実に美味そう・・・・
美味そうなんだが・・・・
酒臭いのである。
ワインの臭いがしまくりなの。
スケベニンゲンは酒臭かった
そういえば、
注文の時にも、店員さんから釘を刺されていたっけ。
「お酒に強い方でも酔われることがありますので・・・」
すまん、俺は下戸なのだ・・・
スケベニンゲンの麺は細めのアルデンテ
なるほど、南イタリア風か・・・・
などと薀蓄を傾けつつ口に運ぶわけだが、
食べれば食べるほど酔いが回る。
具の旨味がスープに溶け込んでいて、
それはそれで美味いわけだが、
飲むとまた酔いが回る。
あかん、これはあかん。
今日はあと数件回らねばならぬ
これ以上酔うわけには・・・
俺「ねぇ、そのパスタと交換しない?」>嫁
ここで嫁(酒豪)にスケベニンゲンの皿を渡し、
代わりに彼女が食べていたアンチョビのパスタを食べることにした。
(これがまた美味いんだわw)
なお、嫁によると、
・美味しいんだけど、ちょっと塩が強めかも。
・特に海老にワインの味が染みていて美味い。
・女性が食べるには少し多いと思う。
・普通の人だったら絶対にこれは酔うと思う。
とのことだった。
なお、彼女はスケベニンゲンを食べた後、
注文した白ワインをぐいっと飲んで、席を立った。
彼女こそ、真のスケベニンゲンだった(意味不明)
以上、
スケベニンゲンのスケベニンゲンは、
ワインで味が整えられたスープスパだった。
スケベニンゲン目当てのスケベは車での訪問は厳禁
公共交通機関でスケベニンゲンを目指して欲しい。
お終い
今回行ったのは、
銀座スケベニンゲン
(公式サイトへ)
なお、掲示板に頂いた情報によりますと、
このお店には、かつてはチンチンセットというディナーコースもあったとのこと。
(チンチンとはイタリア語で乾杯の意味であり、断じて決して卑猥な意味ではありません)
ちなみに、スケベニンゲンでは、
スタッフを募集しているようです(08年1月時点)
ここで働けば「スケベニンゲンで働いている」という
ネタ(付加価値)もありますので、興味のある方は、ぜひ。
今回の情報はお茶さん、すみばぶーんさんにいただきました。
本当にありがとうございました。
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