前編に引き続き、
先日、NHK BSプレミアム『熱中人』の収録で
喫茶マウンテンに訪れた際の模様をお伝えします。
前編はこちら
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2011年5月某日
小倉丼、八丁味噌かき氷で負った傷も癒えぬまま
再び登山口へと向かう。
（ちなみに看板の画像は前編と同じ）
前回に引き続き、カメラを引き連れての入店、
今回は入り口近くの席へと案内された。
カメラが厨房へと回り、調理する姿を捉える間、
俺は期待と不安に揺れる心を落ち着けていた。
スタッフに聞くところによると、
これから出てくるのは喫茶マウンテンの新作甘口スパ
しかも、、、これまで喫茶マウンテンの
全ての甘口スパを考案してきたマスターの作ではなく、
マスターの息子さんの発案の、完全な新作メニューとのこと。
一体、何が出てくるのか・・・・？？？
待つこと10分ほど、
料理が運ばれてきた。
お？？？
おおおおおおお？？？？
フェトチーネ・・・だったか、
焦げ茶色の平べったい麺、
上にたっぷり生クリームとチェリー
ごろごろっとマロングラッセ。
なんだか、、、、上品。
これまで見てきた喫茶マウンテンのメニューに共通する、
いい意味でのジャンクっぽさが減って、やや洗練されたビジュアル
これを麺料理ということを忘れると、新手の洋菓子のようにも見える・・・
俺「このメニューの名前は、何ですか？」
メニューを運んで来てくれた、マスターの息子さんに尋ねた
「甘口きしめん風チョコスパです」
きしめん？？？？
俺「え？きしめん？？フェトチーネとかじゃないんですか？？？」
「うん、麺はきしめん。」
おぉおぉ・・・It's名古屋メシ・・・・
しかも麺がきしめんだったら、
正確にはきしめん風スパではなく、スパ風きしめんではないか、、、、
とはいえ、命名者がそう言っているんだから、従うしかない。
甘口きしめん風チョコスパ、
いっただきまーっす！！
ふむ・・・・
うん・・・・・
きしめん＋ココアパウダーの組み合わせが確かに甘いが、
いけなくはない。
この、食べ始めの「いけるかも感」も、これまでの甘口スパと同じ。
口当たりは悪くない。
そしてここから急に足取りが重くなるのが、
喫茶マウンテンの甘口スパなのだが・・・・
やはり・・・・、箸が進まない・・・・
通常はフルーツが添えられているのが甘口スパの定番だが、
今回添えられているのはマロングラッセ。
これがちっとも箸休めにならない！（笑）
もそもそしていて、水が飲みたくなる→腹がさらに膨れるという悪循環
キツい・・・・
さらに、収録スケジュールの都合、
空腹状態でないというバッドコンディション（むしろわりと満腹）
目の前に横たわるのは、山がより巨大に見える・・・
こうしてちんたらと食べているうちに、
生クリーム溶け出してきた。これがさらに食欲を減退させる・・・・
うっぷ・・・
つい、箸を置いてしまった。
初心者に「喫茶マウンテンでは箸・フォークを置いてはいけない（＝心が折れて遭難するから）」と
何度も語ってきたが、今の自分がその状態
あぁ、俺、遭難するかも・・・・
吹き出す脂汗
それを淡々と撮り続けるTVカメラ
いかん、こんな醜態を、、、晒すわけにはいかん。
チェリーに手を付けた。
そしてこれを、何とか、、、、あと少し、、、、、
完食！！！
いやぁー・・・・危なかった。
一時はリポビタンDのCMみたいになっていたが、
何とか這い上がることが出来た。
食べ物としては、従来の甘口スパと比べて角が取れた感じになっている。
より、洗練された甘口スパ、
大事な部分をしっかり引き継ぎつつも独自性を出す、
これぞ世代交代という感じのするメニューだった。
聞くところによると、これまでマスター（父）は
息子さんがメニューを考案することを許していなかったという。
とやかく言える立場ではないが、
ファンとしては、出来ればこのメニューは正式メニューとして、
皆にぜひ食べていただきたい、
そう感じた、
甘口きしめん風チョコスパだった。
お終い
今回登場した甘口きしめん風チョコスパは試作品です。
実際、店頭に登場した際には
名前が変わっているかも知れませんが、
ご了承ください。
なお、このレポートの冒頭部分は、
NHK BAプレミアム『熱中人』で、6/17に放送されました。
※「ヘンなメニュー熱中人」
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