エチゼンクラゲ
学名 Stomolophus nomurai
※1
大きなものは2mほどになるというこのクラゲが
昨今、日本の近海に大量発生し、
漁業関係者を困らせているという。
そんなエチゼンクラゲを何とか食用に出来ないと考えた
福井県立小浜水産高等学校の生徒さんと、食品メーカーがタッグを組んで、
エチゼンクラゲの入ったクッキーを出した!!!
というのが2006年の話。
実は今回(2008年)は、
このエチゼンクラゲを餅に入れた商品を発売したとの情報を聞きつけた。
エチゼンクラゲ食品コレクターの俺としては、
食べずに年は越せない。
早速取り寄せてみることにした。
取り寄せてみると・・・・
おぉ、懐かしい!!
このパッケージは、
エチゼンクラゲのキャラクター、
えくらちゃんじゃないか!!
2年経って、成長したもんだなぁ・・・
◆えくらちゃんとは◆
体は大きいけれど、おしゃれ大好き
でもちょっぴり恥ずかしがりやで泣き虫
という設定の、エチゼンクラゲのキャラクター
もちろん女の子。
こちらが2006年のえくらちゃん
以前は顔+足だったのに、
2年経ってみたら、胴体が増えているじゃないか。
この勢いだと、次は3D化だな。
なんとかして着ぐるみを作って、
ゆるキャラとして、みうらじゅんに売り込みにいくべし!
(参照:Wikipediaのゆるキャラの頁)
さて、
脱線はそこそこにして、
本題の羽二重餅の方に目を戻す。
箱の表示を眺めていると・・・
今回の最重要項目を発見
UFOか帽子かグミキャンディか分からないロゴの中に、
エチゼンクラゲの文字をはっけーーーん!
さらに、裏面の成分表示でもエチゼンクラゲを確認。
しっかり、入っとります。
箱を開け、中を覗くと、こんな注意書きを発見。
茶色の斑点は、くらげ粉末の成分ですのでカビではございません。
クラゲだから安心しろってのも変な話だが・・・(笑)
小袋にもえくらちゃん
あ、こっちの絵は胴体が無いんだ。
袋から餅を取り出すと、こんな感じ。
注意書きにあった「茶色の斑点」は、
どうやら無いような気がする。
どっちかというとぶわ〜っと斑点だらけのほうが面白かったわけだが
ではでは、いっただきまーっす!!!
ふむ・・・・・・
んん?????
んんんん????????
どこがどう、クラゲなんだい???
んー・・・・・
あ、もしや・・・・
これ、かな???
入っているのは粉末なので無理も無いが、
エチゼンクラゲ食品ファンとしては、
もうちょっと分かりやすく入っていて欲しいところ。
ジュースに例えなら果汁2%くらいのイメージか。
ファンタ以上、バヤリース未満。
味としては、
エチゼンクラゲ入りと言われても分からないレベル。
甘味が抑えられているので、
思わず「これがエチゼンクラゲの味か?」と余計な想像してしまうが、
きっと思い過ごしなんだろう。
どうやらエチゼンクラゲの味はしていないようだ。
(そもそも味が無いっていう話もありますがw)
エチゼンクラゲのイメージアップのために作られた食品とはいえ、
エチゼンクラゲっぽさを少しでも感じられなきゃ、
インパクトに欠けると思う。もったいない。
味を犠牲にしろとまでは言わないが、
次回はエチゼンクラゲ成分を増量して欲しい。
ほら、コラーゲン入りとか言えばいいんだって!
んでみのもんたに褒めてもらって、
肌の若さを保つのにいいとか言わせちゃえばいいんだって!w
次はね〜、プリンがいいな、プリン。
エチゼンクラゲプリン
頼むよ、小浜水産高校のみんな!
お終い
◆ 余談 ◆
余った羽二重餅は職場で配ることにした。
いつも助けてもらっている後輩には、特別に2つあげたわけだが、
エチゼンクラゲが入っていることを伝えると、
明らかに表情に曇りが・・・・
結局、1つは食べて、
もう1つは他の人にたらい回しという結果になっていた(笑)
この羽二重餅、
奇食の館としては「パンチの弱い奇食」なんだけど、
世間的にはまだまだ「好奇心が特に強い人が食べる物」なんだなぁと
実感した瞬間だった。
贈り物にしようかと思ったアナタ、
ちょっとご注意を。
今回購入したのは
越前本舗さん
(音が出ますので注意)
ネット通販可能です。
ちなみに、
以前のレポートで取り上げたクッキーは、
楽天でも取り寄せが可能です。
(越前本舗の楽天市場のページへ)
ちょっぴり社会派のお菓子が欲しい人は
ぜひこちらでもどうぞ。
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※1 http://blog.ohwada.jp/images/200509/jellyfish_3.jpg より引用