奇食ファンは、猛暑をこのかき氷で乗り切れ!
お茶漬けかき氷と納豆フラッペを食べた。



池袋のナムコナンジャタウンで行われている

かき氷祭2008というイベントで出されているかき氷の中に、

なかなか強烈な奇食があるんだそうな。



↑これが、ナンジャタウンの公式ページにある、
イベントの告知画像

なんか、右上あたりにあるやつとか、
それっぽいよなぁ〜・・・



そんなことを思いながら、池袋へと向かった。





園内のイベントスペースへ向かうと、

大きな告知ポスターを発見。



お茶漬けかき氷

納豆フラッペ 博多スースースー






・・・・ナムコさんよ、
何を考えているんだキミたちは?w



お茶漬けかき氷だぁ?

かき氷に納豆で、納豆フラッペだぁ?
(しかもその「博多スースースー」って何だよ!!w)


危険だ、危険すぎる。




メニュー写真を見ると、

納豆の方は、
変な
つぶつぶしたのが混ざってるぞ?

魚卵か???




ポスターと睨めっこを続けても仕方がないので、

とりあえず注文してみることにした。



この日はお盆の真っ只中、

館内は大入り満員でどこも行列が絶えない状況だが、

この奇食かき氷の売り場だけは、

誰一人並ぼうとしない
(そりゃそうだw)




そんなに、俺達に食べて欲しいのか・・・



冷房が効いている館内で
1人で2つ食べるのは難しいと判断し、

俺がお茶漬けかき氷
嫁が納豆フラッペ
という分担で、

チャレンジすることにした。




◆調理風景を見せてもらった◆


注文を終えると、

目の前で店員さんが調理を始めた。


これは貴重なシーンだ。

何を入れられてしまうのか、チェックしておかねば!!



息を巻いてデジカメを向けたまでは良かったのだが、


この後のあまりに壮絶な光景に、

俺は言葉を失った。




まずはお茶漬けかき氷の方から調理が始まった。




抹茶のようなものを、氷の上にかける。


ここまでは良かった。




次に・・・・

なんか、変な具が登場した。


(ピンボケで申し訳ない)


あぁ、そんな・・・


そんなに山盛り・・・・



あぁあぁあぁあぁ・・・・・orz





口をパクパクさせながら、

悲鳴だか嗚咽だか分からない声をあげる俺を尻目に、

お茶漬けかき氷は着々と完成へと向かっていく。





逃げちゃダメだ!直視しなきゃ!


そう思ってデジカメを握り直したところで、

今度は嫁が注文した、納豆フラッペの調理が始まった。


こちらは、動画で録ったのでぜひ見ていただきたい。

(↓YouTubeの動画です)


こちらに飛んで、高画質版で見るとよく分かります)

うちの嫁も、かなり奇食耐性のある方だとは思うが、

これは、さすがに無理かも知れん・・・



すまん、嫁よ。

心の中で合掌しつつ、デジカメのピントを合わせ続けたのであった。







というわけで、


こうして出来上がったのが、、、、、




お茶漬けかき氷と、






納豆フラッペである。









◆まずは、お茶漬けかき氷を食べてみる◆


納豆フラッペの方も気になるが、

まずは自分が注文した、お茶漬けかき氷から食べてみることにする。



見た目としては・・・

鍋に入れる前の具の山だろうか。


海苔と梅干(赤いの)と塩昆布とあられ、そして緑色の氷が

ぐしゃぐしゃっと積まれたこの山は

お茶漬けだと言われても、かき氷だと言われても首を傾げたくなる。

あまりに斬新過ぎて、言葉にするのも難しい。


器の裏面には、



わさびと、すだちが添えられてあった。


本格的だ・・・と褒めていいのかな?(笑)




スプーンを差し入れると・・・



氷と塩昆布と梅干が、ほどよくすくえてしまった。


うぅ・・・・絶対美味いとは思えんのだが・・・・


いっただきまーっす!!!










ふむ・・・・・(食)












これは・・・・・




どうしよう・・・・・





予想以上に、不味いぞ・・・




ネタになるとか、喜んでる場合じゃない

はっきり言って、完食が危ぶまれるくらい、不味い。



抹茶シロップを想像していた緑の液体は、

なんとこれまた無駄に本格的な渋い抹茶


渋い抹茶かき氷に、

海苔と梅干とわさびが織り成す、最悪の不協和音


合わない・・・不味すぎる・・・・

おかしいな・・・

永谷園の冷やし茶漬けは、それなりに美味いのに・・・

なんでこれは、こんなに不味いんだろう?

(ダシが入ってないからかな?そもそもご飯じゃないからかな?)




ここまで強烈なものが、

ナムコ社内の検討を経て世に出ているということが驚きだ。

ナムコさんよ、こりゃ〜さすがに、

無茶しすぎなんでないかい?




ネタ狙いの一品とはいえ、

ここまで強烈なものが出てくるとは、予想外だった。






はっ!!!!
( ゚Д゚)

そうだ!!!!


嫁が注文した、納豆フラッペはどうなんだ?!









◆嫁が注文した、納豆フラッペも試食◆




右隣に座っている嫁は、

納豆かき氷を前に、固まっていた。



「無理っぽい・・・」



こら!!!

食べる前からそんなこと言うんじゃねぇ!!!



と思ったが、確かによく眺めてみると、

そう思うのも無理は無いかなという気になってくる。




納豆だけじゃない。

納豆高菜漬け、そしてなぜか明太子



お茶漬けかき氷のように、何かを模したわけでもない。

奇抜で新しい、これまでに誰も見たことが無い、

物体Xが出来上がってしまったようだ。



ネタ狙いにしてもあまりに斬新過ぎて、評価に困るところだが、

一つ言えることは、

どこの国の食文化にも属さない、

新しい食べ物が誕生したことだけは、間違いない。



物体Xを前に硬直している嫁を励ますためにも、

まずは俺が食べてみるしかない。


では、、、、、

いただきまーっす!!!









むぐ・・・・・(食)










これも・・・・



悲しくなるくらいに、不味い・・・・



味の中心となっているのは、納豆ではなく高菜漬け

かき氷仕様なのか、わりと甘めの高菜漬けを使用しているようだが、

これがまた俺の好みに合わない。
高菜漬けは多少ピリっとしたやつが美味いのに・・・




口に合わない漬物に、納豆と明太子

これがコチコチに冷えた状態で口に入り、

口内の熱で溶け広がる・・・


これを新しい漬物の食べ方として考えれば評価は違ったかもしれないが、

かき氷としては、これも抜群に不味い。


漬物の味のかき氷・・・

食べ進めるのが、つらい・・・





途中まで食べ進めたところで、嫁にバトンタッチ


冷静に考えると、自分のお茶漬けかき氷もかなりの強敵

2つを相手している余裕は無い。








◆打倒!お茶漬けかき氷に、本気を出してみる◆




さて、

どうしたものか。






まさかこんなに強敵とは思わなかった。






ここは・・・・


この手しかあるまい!


茶で流し込もう。




たまたま、嫁の実家から
義父の飲んでいる黒烏龍茶を持ってきていたのが功を奏した


この烏龍茶を飲みつつ、お茶漬けかき氷を食べる・・・

これでなんとかこいつを完食してやる!!!





◆5合目まで到達◆





食べ始めてから、10分ほどが経過

ようやく、ここまで辿り着いた。



苦しい・・・


奇食を食べるのに、こんなにつらいのって、久々じゃないかなぁ・・・


あ、ジョーンズソーダもつらかったな・・・
ビーンブーズルもつらかったよなぁ・・・
サルミアッキチョコも・・・

って結構つらいこと多いじゃん・・・w





そんなことを考えつつ、

ふと顔を上げると、


先ほど見た、かき氷祭2008の告知ポスターが目に入った。




ポスターの中のコメントに、

軽くイラっときた。







サラサラ食べて夏ばて解消!





あのぉ、、、、

ちっともサラサラ食えないんですけど・・・・




このコメントを考えたやつ、絶対これ食ってねぇだろうが!!!

そう心で叫びつつ、黒烏龍茶を飲む。

美味い、烏龍茶が美味い。

ありがとうサントリー!美味い茶をありがとう!!





あと少しだ・・・・



あと少しで完食だ・・・







最後は、この汁を飲んで・・・・







完食!!!





あぁ、、、、、、つらかった。


何度も言うが、こんなに不味いとは思いもしなかった。

予想以上の強敵だった。


全国の奇食ファンの皆さん

俺達だけ、この苦しみを味わうのは、なんだか悔しい。

ぜひみんなで、この苦しみを共有しようではないか!w



まだまだ残暑厳しい昨今、

ナンジャタウンのこのかき氷祭2008は、9月7日まで開かれている。

時間はまだまだある。

ぜひ池袋へ足を運んで、このかき氷を食べてみて欲しい。
(やっぱりかき氷だし、食後のデザートとして食べていただきたい)


食べれば、俺の書いていることが、

大げさではないと分かると思う。







お終い








今回行ったのは、

ナムコナンジャタウン

この2品の他に、
奇食の館ではお馴染みのカレーかき氷もありました。
3つ一度に頼むと、処理し切れなくなる可能性大ですので、
くれぐれも無理なさらぬよう。
イベントは08年9月7日までだそうです。




今回の情報元は、”B級スポット巡りの達人”荒川さん
サイトはこちら。面白いよ!)
ありがとうございました!






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