秋葉原で食べた段ボール肉まん
その味は・・・?



2007年は「偽」の一年だった。

※1

清水寺で毎年行われている、
一年の世相を現す一字の書初めは、

「偽」

菓子から料亭に至るまで、
幅広い分野で発覚した食品偽装問題が、
この一字の選定に大きく影響したと思われる。


そんな数多くの食品偽装の中でも、
特に衝撃的だったのが、中国の段ボール肉まん事件
(事件の詳細を知らない方はWikipediaの項目を参照のこと)

中国のとある市場で売られている肉まんには具に段ボールが使われているという、
小学校の七不思議並のぶっ飛んだ内容と、
最終的にはこの報道自体が捏造だったという二重の偽装に、
驚き、笑い、そして呆れたものだった。

そんな段ボール肉まんが・・・
なんと秋葉原で売られているとの情報をキャッチしたので、
正月早々に秋葉原へと向かった。




※既に他所のネットニュースなどで見たという人達は、
今週はさくっとスルーしていただきたい(笑)





◆ 2008年1月5日 14時頃 秋葉原にて ◆



人生5度目くらいの秋葉原

ある意味ここも「若者の街」だよなぁ、と思いつつ、

お店のある場所へと向かう



中央通りに面したビルに巨大な看板を発見



ここが段ボール肉まんを売り出したお店、

毬琳(マリリン)である。


店の外にメニューが貼ってあったので眺めてみると・・・



あったあった!

できたて段ボール肉まん!


偽装の後ろめたさを微塵も感じさせないメニュー表

堂々と段ボール肉まん・・・


田舎のおじいちゃんが見たら腰ぬかすぞw





店内には、赤い軍服のようなコスプレの女性店員と、
研究者風の白衣を着た男性スタッフが居て、元気に応対してくれた。

写真を撮らせてくれとお願いすると、
すぐに決めポーズみたいなのをしてくれた。

さすがアキバだ。
撮られ慣れているんだろうな。




ポーズをキメた店員さんを撮影している間に、

注文をした段ボール肉まんが届いていた。
(蒸し器から出すだけだもんねw)




これが段ボール肉まん 男の塩味(官能系)である。




注目の、

中身はというと・・・



具がぎっしり




美味そうな湯気が鼻を突く・・・・

あぁ・・・食べたい・・・

食べたいよ段ボール肉まん・・・



いっただきまーっす!!!



おぉ、美味いじゃん。

食べる前は、「どうせネタ食品」と侮っていたが

意外と真面目に美味いものを出しているではないか。

肉まんとしてはそれなりの値段だが、

話題性も考えると、これはありかもしれない。






おっと、



そうだ!!!


肝心の段ボールはどうした?って話だよね(笑)



もう大半の読者はお気づきだと思うんだけど、

当然のことながら、

具に段ボールは入っていない。



では、何が「段ボール」なのかというと、、、、

肉まんの周りの包みが段ボールで出来ているという・・・

つまり「段ボール梱包の肉まん」ということである。


(肉まんとしてはかなり大きめ)



ちなみに、2つある味のもう一つ、

女の醤油(癒し系)はこんな感じ




塩味と違って、

肉まんの頭にしわしわがついているのが目印


中身はというと・・・



汁がこぼれるかのような、

ジューシーな醤油味の具がたっぷりと詰まっていた。


濃い目の味が皮に染み込んで、非常に美味い

女の醤油って設定ではあるが、

俺としてはぜひこちらを男性諸兄にオススメしたい。

アキバへ行った男子は段ボール肉まんの醤油を食うべし。





なお、

どうしても段ボールが食べたいというヤギ座のあなた

俺のように段ボールにかじりついて記念撮影をするといい。



よく乾いた、紙の味だった。







お終い





今回行ったのは、

毬琳(マリリン)
※公式ページ


半年限定の店舗ということなので、
2008年春頃には無くなる模様
気になる方は、お早めに。



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※1 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071212/trd0712121440006-n1.htm より引用